歯科口腔外科 吉賀 大午

口腔がん検診などを中心に診察

毎月第2水曜日午後は九州歯科大学口腔顎顔面外科より来院し、口腔外科の外来診療を行っています。難しい抜歯、口腔粘膜疾患、口腔内異常感覚、顎関節症、高齢者や有病者の歯科治療、口腔がん検診などを中心に診察しています。

九州歯科大学
口腔外科医師 吉賀 大午
(第2水曜日14:00~19:00)

口腔がん検診

口腔癌が増えています。
口の中の病気といえば、虫歯や歯周病が代表的なものですが、口内炎や、関節の痛みなど様々な病気があります。また、胃や肺、肝臓などにできるのと同じように、身体の大切な一部である口にもがん(口腔がん)ができます。

口腔がんの治療率は決して悪くありません。特に初期の口腔がんは比較的簡単に治すことができ、後遺症もほとんど残りません。
しかし、進行した口腔がんの場合は、治療によって、舌や顎の骨がなくなることがあるため、食事や会話に著しい障害が残ります。また、顔や首などに大きな傷あとが残ったり、最悪の場合は命を落とすこともあります。口の中は、他の臓器と違い、自分で直接見たり、触ったりできる所です。ですから、口腔がんは胃がんや肺がんと比べればずっと発見しやすいのです。

しかし、残念なことに実際には初期がんで発見されるのは稀で、進行がんの状態で発見されることが多いのです。これは、一般の方に口腔がんの知識があまりないことが原因と思われます。今、日本では男性の2人に1人、女性の3人に1人は「がん」になるといわれています。残念なことに、口腔がんも増えているのです。

初期のがんは、痛みを伴わないことも多く、”ただれ” ”しこり” ”白い斑点” 等のさまざまな形であらわれます。
口の中は鏡などを使えば、自分で簡単に見ることができる部分です。定期的に鏡を見て口の中をチェックしてみてはいかがでしょうか?

また、かかりつけの歯科医院で、定期的なチェックを受けることも重要な予防法です。