ご家庭での歯磨きでは歯周病の原因となる歯垢や歯石を完全に取り除くことはできません。更に歯周病は初期段階では自覚症状はありません。
歯科医院にて定期的に歯垢や歯石を取り除いていくことが最も効果的な方法です。
歯周病治療
歯周病治療について
歯周病治療について
検査
X線写真、歯周ポケットの測定、歯肉からの出血の有無、歯の動揺度、生活習慣のチェック、歯周病原菌の検査、噛み合わせの検査など
治療
スケーリング
歯と歯ぐきの境目付近に付着している歯石をスケーラーという器具を使って取り除きます。
ルートプレーニング
歯肉の奥深く歯石がついている時は、ルートプレーニングといって歯根の深い部分の歯石を取り、歯の表面をきれいにする処置をしていきます。
ODEO-2222(位相差顕微鏡)
歯周病の原因は、数種類の特定の細菌です。
位相差顕微鏡は、患者さんのお口の中からほんの少しのサンプルを採取するだけで「生きたままの状態の細菌」をリアルタイムで観察できます。このためどの種類の細菌が活発に活動しているのかを知ることが出来ます。このことはその患者さんの歯周病リスクがどれくらいあるのかの一つの指標になります。
簡単に調べることができますのでご希望の方はスタッフまでお気軽にお聞き下さい。

予防歯科(フッ素)
歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが、酸に弱い特徴を持っています。フッ素を使って歯を酸に強い性質にすることでむし歯を予防します。特に歯が萌出して間もないほど、予防効果は大きいと考えられてます。フッ素の添付(綿球法)は、綿球に塗布液を含ませて歯に軽く押し当てて塗る方法です。歯科医師、歯科衛生士といった専門家が行いますので安心して予防をうけられてください。
再生治療
これまでは歯槽膿漏などの歯周病が進行すると、歯を抜いて入れ歯をするという治療が一般的でした。しかし、歯科医療の発達により、歯やそれを支える組織を再生させることが可能になりました。
GTR法
GTR法とは、歯の周りにある必要な組織を再生させ、歯を支持する骨や歯肉繊維を可能なかぎり元の状態にするという方法です。歯周病で一度失った骨や歯肉繊維は、原因であるプラークや、汚染組織を除去すれば再生しようとします。しかし、原因を除去した後もそのままの状態にしておくと、再生されるべき骨や歯肉繊維より先に別の組織がそこに入り込んでしまいます。そこで、プラークや汚染組織などの原因を除去した後に、歯肉の下に特殊な膜を置いてそれを防ぎます。これによって必要な骨や歯肉繊維の再生を促します。
エムドゲイン
エムドゲインとは歯周組織再生誘導材料のことです。歯石の除去など基本的な歯周治療を済ませた後にエムドゲインを塗布することにより破壊されたセメント質などの再生をはかります。

